今年の1月に『インベスターZ』を読み、
日本経済の歴史をこの本から学びました。
学校の授業で習う機会が少ない
「経済史」をわかりやすく学べるのが、
『インベスターZ』の魅力の1つです。
今回は、日本人が意外と知らない
「戦争中の経済・社会」についての
シーンを3択のクイズ形式でまとめましたw
日本証券協会 より
【第1問】戦争の資金は誰が出したか?
1930年代、日中戦争から太平洋戦争にかけて、日本政府は増え続ける戦費調達に困っていた。
有名な戦艦大和は、1隻の建造費が1億1759万円に上り、その年度の一般会計歳出の約4.3%を占めた。
平成27年度の一般会計予算は約96.3兆円なので、現代に当てはめるとなんと4兆140億円以上!
これだけでも莫大な拠出だ。
一体どうやってこのお金を調達したのだろうか?
1.軍需産業で潤う企業への税金を増やした
2.富裕層に対して増税をした
3.一般国民の貯金を使った
【答え】3.
一般国民の貯金を使った1937年に日中戦争が始まると、戦費は飛躍的に増加した。
そこで旧大蔵省は1938年から、人々に貯蓄を奨励し、その預貯金を戦費の一部に充てるため国民貯蓄奨励運動を開始。
初年度は80億円の貯蓄目標が掲げられた。
目標が達成されるたびに目標額が増え、1942年度にはなんと総額230億円もの高い目標が掲げられた。
当時の国民1人当たりに換算すると、月18円を貯蓄しないと目標額に達しない。
1930年代の家計調査では月50円~80円を低所得階層としていて、これだけを見てもいかに人々の生活を圧迫する額の貯金だったかがわかる。
【第2問】戦時下での株は「買い」か「売り」か?
戦時下では経済活動が停滞していたかのようなイメージを持つ人は多いだろうが、意外にも1945年8月9日、長崎に原爆が投下された日まで株式市場は開いていた。
では、当時の株価はどう推移していたのだろうか?
戦時下での株は「買い」なのか、「売り」なのか?
1.株価が上がるので「買い」
2.株価が下がるので「売り」
3.どちらでもない
【答え】1.株価が上がるので「買い」
「最後は戦争に勝つ」という楽観的な見方のもと、戦時中の株価は堅調に推移した。
日清戦争や日露戦争後の勝利後、株価が急騰したことは人々の記憶に刷り込まれていて、市場の常識では「戦争は買い」。
しかし、マンガの中で、投資部の初代キャプテン龍五郎は1人違った見方をする。
「皆が買いに走っているときはバブルであって、必ずその後に反動的な大恐慌が訪れる。
本当の『買い』は、むしろ恐慌時だ」。
さすが龍五郎、戦時下の混乱状態の中でも、大衆の心理を見事に読んでいる。
【第3問】太平洋戦争での米軍のマネジメント力を象徴する空母は?
軍部が独走した、情報戦で負けた、そもそも圧倒的な国力の差があった――。
日本が太平洋戦争で負けた要因としてさまざまなことが挙げられるが、『インベスターZ』では、組織マネジメントの違いに注目している。
それが最も顕著に出た例として、マンガではミッドウェー海戦で圧勝した米軍空母が出てくる。その空母の名前は?
1.ヨークタウン
2.ノースタウン
3.ダウンタウン
【答え】1.ヨークタウン
「太平洋戦争は官僚とビジネスマンの戦いだった」。
投資部のデキる部長・神代は、太平洋戦争における日米の違いをこう分析する。
例として出てくるのが、米軍空母ヨークタウンだ。
ミッドウェー海戦の約1カ月前、ヨークタウンは珊瑚海海戦で損傷を受けた。
米本土に帰還させて修理に90日かかるといわれたが、米海軍チェスター・ニミッツ提督は急きょ真珠湾で応急処置を済ませ、ミッドウェー海戦に間に合わせた。
これは、米軍が現場で判断してスピーディーに動く体制にあったことを象徴的に表すエピソードである。
一方、日本軍は上意下達の官僚的組織で、いざというときの機動力に欠けていた。
官僚VSビジネスマン、どっちが勝ったか――それは、歴史が証明した通りである。
どうでしたか??
歴史を読み取れば面白いですよね!
株式も良いですが、、、
バイナリーオプションも
短期的にトレードができるので
面白い点が魅力的です^^
うまくお金を増やしていきましょう!